2018年1月:AIU損害保険と富士火災海上保険が統合し『AIG損害保険株式会社』誕生

AIUも富士火災も他の大手損害保険会社に比べて事業比率が高かったため、統合し事業費率を下げるのがひとつの目的だったんだろうと私は思います。特に富士火災の場合は直販社員などの社員のリストラがすすみ統合が実現したようです。統合後はAIUの利点と富士火災の利点が合わさってよい商品内容やシステムになっています。ただ、細かいところで補償内容が悪くもなっています。例えば旧AIU自動車保険では自宅車庫等損害補償特約を付けていれば、車で自身の自宅や車庫または車庫に停めてある親族の車両へ損害を与えても補償対象となっていましたが、AIG損害保険では自宅車庫等損害補償特約を付けていても、車庫に停めてある親族の車両へ損害を与えても免責(保険金不払い)となります。そもそも対物補償では同居の親族が所有・使用または管理する財物への損害について、対物賠償保険は免責(保険金不払い)となります。